1994年に公開されたアメリカ映画「ショーシャンクの空に」。
Amazonプライムにて視聴したヨシオの映画レビューです。
映画の概要
本当は無実なのだが殺人の罪で投獄された元銀行員のアンディーが、刑務所内でホモにレイプされたり、冤罪の証拠を揉み消されながらも、それでも前を向いて生きていく。逆境におけるアンディーの成功物語である。
また、刑務所内でできた友人のレッドは、刑務所において夢や希望を持つ事に対して否定的である。それでもアンディーは、レッドに夢や希望の素晴らしさを伝え、また、自身の行動でそれを示していく。それを受けたレッドが最後にとった行動とは・・?そんな二人の友情物語でもある。
見どころ①アンディーの生き様
殺人という濡れ衣で終身刑を言い渡され、エリート銀行員から囚人へと転落するアンディー。映画はそんなシーンから始まる。
そんな不運に見舞われ、刑務所内でも様々な逆境が彼を襲うが、アンディーは最後まで夢と希望を捨てる事をしなかった。そんなアンディーの生き様は、どんな状況でも心の在り方は自分が決められる、という事を教えてくれる。
見どころ②アンディーとレッドの友情
アンディーに対し友人のレッドは「夢なんか捨てろ」「希望は危険だ」と事あるごとにディスっていく。何十年にもよる刑務所生活でレッドはすっかり臆病になっていた。
それでもアンディーは、「いつか刑務所を出て海沿いでホテルを開くのが夢だ」と語り、さらには「そこで君も働いてほしい」と呼びかける。それに対してレッドは・・?
テーマは「必死に生きるか、必死に死ぬか」
アンディーは刑務所内でレッドにこう語る。
「ここでは必死に生きるか、必死に死ぬかだ」と。
ここでいう必死に生きるとは、逆境でも夢や希望を捨てずに生きていく事を指し、必死に死ぬとは、夢や希望を持たずに生きていく事を指すだろう。
夢や希望のない人生なんて、生きているとは言えないかもしれない。しかし、夢や希望を持つと、途中で必ず失敗や挫折が訪れる。そんなのを味わうくらいなら、最初から夢や希望なんて持たない方がいい、というのがレッドの言い分だろう。
しかし、「心の中の希望は誰にも奪えない」とアンディーは語る。どんな失敗や挫折も、夢や希望を持てない理由にはならないのである。
ギャンブル依存症で多重債務者である私も、それが人生を諦める理由にはならない事を、下水管の中ウンコまみれになって這うアンディーに教えてもらった。
まとめ
初めてこの映画を観たのは、約2年前。期間工として愛知県に赴任したばかりの頃だった。寮の近くのスタバで観た。
期間工も刑務所のように例えられる事があるが、この映画を観て勇気づけられたのをよく覚えている。うそ、あんまり覚えてない。けど間違いなく勇気づけられたはず。
期間工でもなんでも、この映画のアンディー以上に逆境の人もなかなかいないだろう。そんなアンディーが頑張ってる姿を見て、よし、俺も!ときっとパワーが沸いてくるはずです。
素晴らしい映画。観た事ない人はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか☆
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